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鳩山を支持する読売の思惑

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日本郵政の西川続投の背景には国際金融資本(ゴールドマンサックス)がいるわけだが、これをめぐる鳩山氏の辞任はその西川続投を阻止しようとする勢力の存在を意味している。
ここ数日、読売新聞の動きが目立つ。これまで郵政民営化を支持していたはずが、ここにきて郵政民営化見直し派の鳩山氏を支援。その理由を追っていきたい。
まずは『ベンチャー革命2009年6月15日』 [1]より

1.鳩山総務大臣辞任劇の波紋
  (前略)それでも、大手マスコミはなぜか西川続投を支持しており、国民から遊離していました。ところが鳩山辞任直後、読売新聞が突如、豹変し、「麻生首相は当初、西川辞任、郵政民営化見直しの方針であり、鳩山大臣はその方針に沿って動いていた。ところが、小泉一派の恫喝によって、結局、鳩山大臣が事実上更迭された」と政府のウラ事情を暴露したのです。この報道は全国民に「案の定だ、やっぱりそうだったのか」という強い印象を与えてしまいました。
 (中略)この波紋は実に大きい。まず小泉・竹中一派の推進した郵政民営化には何か底知れない闇があるという心証が全国民に強く焼きつけられました。さらにこれまで郵政民営化を支持してきた大手マスコミに対する不信感が一般国民の間にも芽生えました。おまけに経団連、経済同友会など財界への国民不信もこれまでになく高まりました。このような国民感情の変化は、今後、日本の政官財にボディーブローのように効いてくるはずです。

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2.読売豹変のなぜ?
 今回、ネットの知的政治ブロガーの間で疑念をもたれているのが上記読売新聞の豹変です。これまで読売は大手マスコミの代表として、郵政民営化を支持してきました。ところが、ここにきて突如、郵政民営化見直し論者の鳩山応援に回ったのです。読売グループといえば、その創業者、正力松太郎が戦後、CIAの秘密エージェントだったことが公知の事実となっています(注2)。また正力の子飼いであった読売の渡邊恒雄(ナベツネ)会長は中曽根元首相と親しく政界フィクサーであることも周知の事実です。筆者の見方では、ナベツネ氏は、米国の戦争屋系米国覇権主義者(CIA含む)の事実上のエージェントであると思います。このナベツネ=読売の豹変の事実からわかることは、その背後の戦争屋(CIA含む)はいつの間にか、小泉一派を見限って、アンチ小泉の急先鋒、鳩山氏の闇サポーターに鞍替えしたということです。
ところで前回の拙稿(注1)にて、鳩山・西川バトルのウラのウラ読みの結果、鳩山・郵政官僚一派を闇支持しているのは戦争屋ではないかという仮説を立てました。それが今回の読売豹変から見事に証明されました。親米最右翼の読売豹変は、米国覇権主義者が戦争屋と銀行屋に二分されている構造が見抜けないと絶対に解けない現象なのです。読売は米国覇権主義者のうち、銀行屋ではなく戦争屋とつながっているのです。(後略)

“戦争屋”という表現ではそれが何者なのか特定しづらいが、たしかに今日、国債金融資本家達は、いくつもの勢力が台頭しており、簡単に見極めることは難しい。確実に言えるのがこれまで日本を支配してきた勢力に代わって新たな勢力がナベツネ(読売)のバックについたのではないか、ということだ。
それを受けて、小泉、竹中に敵対し、朝日新聞と対立を明確にしたのではないかと思われる。
以下は「ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報」 [2]より
 

「かんぽの宿」を巡る、鳩山邦夫前総務相の判断は正しいのだが、冷静に見つめると日本政界の抗争関係の中に位置づけられることも注意すべきである。
 それは、日本国内の政治闘争である。
 マスコミ界の渡辺恒雄(読売新聞)と船橋洋一(朝日新聞)の抗争であり、財務省・金融庁とゴールドマン・サックスの抗争であるようだ。日経新聞は両方の勢力が入っている。産経新聞は、反竹中である根本保守派の支持を受けている。
ここで重要なのは渡辺恒雄が上げていたのが、財務省審議会(財政審)メンバーであり、同時に日米財界人会議の主要メンバーである西室泰三東芝会長であるという点だ。
 (中略)一方、朝日新聞は竹中平蔵を以前から支持してきた。これに対し「文藝春秋」などで反竹中の論陣を張ってきたのがナベツネ(注1)。ナベツネの狙いがどこにあるのか今はわからないが、ライバル朝日新聞の船橋人脈が近年三極委員会のネットワークを支配してきた事に対する反発があるのかもしれない。
 ナベツネは元々キッシンジャーの直系として日本の主に安全保障分野での言論活動ににらみをきかせる役割を与えられていた。しかし、系列の日本テレビなどがCIAの工作員の正力松太郎(コードネーム:ポダム)の手によって設立された、原発とCIA利権についても明らかになるなど守勢に回っていたことは否めない。昔は、三極委員会といえば、読売新聞が報じるものだったが、近年は船橋・米民主党(ジョゼフ・ナイ)系の人脈の方が強い。これはナベツネの盟友の大勲位・中曽根康弘元首相の引退に伴う勢力再編である。中曽根の後継者が、与謝野馨・“大蔵”大臣である。
 一方、私が『ジャパン・ハンドラーズ』でも書いたように、新勢力として登場してきたのが経済人たちの球界ネットワーク。宮内義彦(オリックス)、三木谷浩史(楽天イーグルス)、孫正義(ソフトバンクホークス)が台頭してきた。ここも重要で、竹中平蔵(和歌山)と連携し、東京のナベツネ人脈を追撃してきたのである。
 したがって、ここでナベツネが鳩山を応援してきたのは筋道として理解できる。ナベツネも鳩山も、政治闘争をやっているわけで、今守勢になっているシティ=三菱連合(モルガンスタレー・スミスバーニー)を助けることで恩を売るという考え方かもしれない。

読売の行動が、今後どのように日本の政界に影響を及ぼすのか、再び『ベンチャー革命2009年6月15日』 [1]より

(中略)以上の状況分析から、戦争屋の今後のシナリオ展開が容易に読めます。すなわち、
(1)鳩山兄弟ヒーロー化、
(2)国民の鳩山兄弟支持、
(3)衆院選で自民党大敗北、
(4)鳩山民主党大勝利、
(5)政界大再編、
(6)鳩山兄弟連立政権実現、
(7)下野した小泉一派への官憲追及による追い落とし、
(8)戦争屋の清和会支持から鳩山連立政権支持に鞍替え、
という一連のシナリオ展開です。何やら、2000年代初頭の小泉政権時代の戦争屋の小泉ヒーロー化のシナリオ展開と酷似しています。平和主義のシンボルのような鳩山民主党党首が知らぬ間に戦争屋の傀儡になる? 多くの政治ブロガーには信じられないかもしれませんが、その証拠は、拙稿(注6)に述べた戦争屋の日本国民向け戦争プロパガンダ作戦に隠されています。
あの鳩山由紀夫氏がなんとすでに戦争屋の軍門に下っているのです。もうひとつの証拠、それは同氏が党首になったとたんに「友愛」をもちだした点です(注6)。この意味のウラを読み取れない国民は、彼を現実離れしたロマンティストと誤解してしまいます(笑)。ちなみに小沢氏が自分の後継に鳩山氏を強引に指名した(選挙はかたちだけだった)のも、別に、個人的ひいきしているわけでも何でもなく、まったく別の要請があったからではないでしょうか。さらにウラ読みすると、先の小沢失脚劇(注5)すらも、麻生人気浮上というより、実は鳩山党首シナリオ実現(銀行屋支持小沢の敗北を意味する)のためだった可能性も生まれます。 (後略)

国際金融資本家の勢力図が刻々と変化していくにつれ、日本の政局もめまぐるしく変化していく。今後の総選挙に向けて情勢も刻々と変化していくに違いない。

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