
61兆円の資産(2008年3月時点)のうち、貸出しは9.8兆円、全体の16%しかない。一方で有価証券は36兆円の59%となっている。投資銀行のような銀行が日本にもある。
農林中央金庫 [1] 参照
元々の役割は、農林漁者の支援であったが、一定豊かになり、預けることはあっても借りる人が少なくなり、余ったお金で有価証券を買っていた。
サブプライムローンなどの影響を受け、2007年度2768億の黒字が、2008年度は一気に赤字に転落。しかもその額5721億円。
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nikkeiBPnet 農林中金、5721億円の最終赤字、含み損は2兆929億円、09年3月期 2009年5月28日 [2]より
農林中央金庫が5月27日に発表した2009年3月期の連結業績は、最終損益が5721億円の赤字に転じた。前年度は2768億円の黒字だった。価格が下落した証券化商品や株式の売却損が単体で前年度の2倍となる1850億円、償却費が1.4倍の3466億円に達した。与信関係費用は742億円と20倍に膨らんだ。
(中略)
3月にグループ内で約1兆9000億円の増資を実施した結果、単体の自己資本比率は15.65%と前年度から3.1ポイント上昇した。
(中略)
このほか農林中金は5月27日、副理事長に全国農業協同組合中央会(JA全中)専務理事の向井地純一氏を迎える人事を正式発表した。
そして、上記のように副理事はもとより、理事長とも、国会でも何かと騒がれている天下りを避けている。
農林中央金庫が国際運用を止められないワケ、「身内」増資で損を穴埋めだが… (1) [3]
初の生え抜きトップ誕生――。2月20日、農林中央金庫は1・9兆円もの巨額増資と同時に、4月1日付で上野博史理事長が退任し、生え抜きの河野良雄副理事長が昇格するトップ人事を発表した。
理事長は上野氏まで農林水産省事務次官が歴任してきた。信用農業協同組合連合会(信連)や農業協同組合(農協)も、かつては農水省とのパイプ役を期待していた。ところが最近では、身内の信連や農協からも「天下りを受け入れ続けるのか」と批判が出るようになったという。
責任追求されるのを避ける為では?と勘ぐってしまう。
いくつか挙げられるが、
①役員の報酬
金融機能強化法が復活、農水官僚が支配する農林中金の巨額損失救済の疑惑 [4]より
平成20年度で役員13人で4億3000万円とだけ公開本日口頭で公開され。単純計算でも一人3400万円。理事長は一億円近く貰っている可能性もある。
何割かは、返却すると言う話も出ているが、何割で済まされる金額ではない。
経営を悪化させても報酬はもらう。まるでアメリカの○○銀行のようである。
②穴をあけた原因も、サブプライムローンがすぐに思い浮かぶが、この投資の仕方がおかしいとというか怪しい。
本来、下がり出したら、売るはずなのに、どんどん買っている。
外資のカモ・農林中金…1兆円増資でも足りない実態 [5]より
「農林中金は機関投資家といっても、投資経験やノウハウはない。外資系金融機関の間では、農林中金に持っていけば、どんな証券化商品でも買ってくれるから、いいカモにされていた。サブプライム問題が表面化し、各金融機関は証券化商品の売却に走り出したが、農林中金はせっせと買い続けた。そのため、今年3月から9月までに7823億円も残高を増やしている」
③増資の仕方が怪しい。
税金で補填するという話も出ていたが、(それでは、国民から袋叩き⇔責任追及されると思ったのか)いつの間にか、系列会社であるJAから増資することになった。しかも、1兆9000億という莫大な金額を。損失が減った訳でもないのに、自己資本率がUPし、健全な銀行と見なされるようになるという狐につままれたような摩訶不思議な評価システムである。
これが出来れば銀行は倒産せずに、いくらでも吸い上げることがことが出来る。
足りなくなったら、また増資すればいいというまるで打ち出の小槌のようである。
そして
頑張っている農林漁者から(だまし)吸い上げ、(巧みに誰かに)献上しているかのようである。
JCASTニュース 1兆5000億円損失農林中金 それでも経営者責任取らない不思議 [6]より
農林中金と信連やJAのような「親子関係」にある協同組織金融機関の持ち合い基準は、信用金庫や信用組合の場合、「親」金融機関の資本全体の「20%未満」であれば認められる。ところが、農林中金の場合はこの基準の対象外なので、JAからいくらでも資本を調達でき、その分を自己資本としてカウントできるのだ。
④なぜ、増資を税金ではなく、JAからかき集めたのか?
上記のように、国民からの責任追及を免れる為というのもあるだろうが、政権内の派閥(縄張り)闘争を示唆している記事もある。
2009/4/1 No.477 週刊メールジャーナル [7]より
「昨年9月段階で既に1兆5000億円の損害が発生し、その後も拡大の一途
を続け、現在では損害額が5兆円を上回るとの指摘もあります」(関係者)と
いう惨状だった。
ここで金融庁が動いた。関係者が明かす。
「金融庁は農林中金に対し、金融安定化法を適用して資本注入する方針を固め
ていたのです。
しかし、これを察知した農林中金側は反発し、独自に財務基盤の強化に乗り出
しました。1兆9000億円の独自増資を計画し、JA千葉などが応じたわけ
です。
こうなると、金融庁は手を出せなくなる。なぜ農林中金側は、金融庁の施策を
嫌ったか。
公的資金を入れられれば、金融庁の行政指導対象となり、農水省OBによるそ
れまでの“農水王国”に、人事を含めて金融庁の支配や干渉を受ける余地をつ
くることになるからです」
金融庁 VS 農水省 。
その背後にあるものは?・・・・・・・継続調査。