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マスコミが事実を伝えないのはなぜか?

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今年に入ってからのマスコミの目立った報道と言えば、
中川昭一氏の泥酔会見 [2]
小沢一郎氏の第一秘書逮捕 [3]
高橋洋一書類送検 [4]
などが挙げられるがどれも明らかに露骨なやり方です。
このマスコミの露骨なまでの報道のやり口は、最近さらにエスカレートしており
ネット上だけではなく一般大衆までマスコミ不信が浸透しつつあります。
では、なぜマスコミはここまで事実を隠蔽、捏造、偏向、過剰報道するのだろうか?
いつも応援ありがとうございます。


■マスコミの存在基盤は何か?
彼らの成立基盤は、大きく分けると2つ存在します。
一つ目は「視聴者」。やはり、皆に見てもらわないといくら発信しても意味がありません。
二つ目は、「スポンサー」です。マスコミはスポンサーから広告料を受け取ってはじめて商売が成立します。お金の出所をもう少し大きな視点で見ると、スポンサーにお金を提供しているのは、「銀行」です。そして銀行を支配しているのが、「金貸し」と呼ばれる人たちです。つまり、マスコミへ流れるお金の出所は、「金貸し」ということです。従って、「金貸し」の意向にマスコミは左右されるのは当然です。
■マスコミの転換期
マスコミの問題を考える上で大きな転換期が一つあります。それが’70年の貧困の消滅です。この時期は高度経済成長も終盤になり「豊かさが実現」した時期といえます。この豊かさの実現が「大衆」と「金貸し」双方に大きな変化をもたらしました。
■金貸しからの市場拡大圧力
豊かさの実現とはすなわち市場が飽和してしまった事を意味し、今までと同じようにモノを生産していたら当然モノが余ってしまうことになり、市場は必然的に縮小過程へと入っていきます。市場が縮小していくという事は、お金を貸す相手が少なくなってしまっているという事でそれは、「金貸し」達の存在理由が喪失しつつある事を意味します。豊かさの実現が彼らにとって大きな「脅威」となったため現在彼らはありとあらゆる手を講じて縮小していく市場をムリヤリ拡大させようと躍起になっています。これが現在の「金貸し」達からのマスコミにかかる圧力です。
■大衆は目先の答え収束
一方大衆の意識は、豊かさが実現するまでは、いい大学⇒いい会社⇒いい生活を送ることが最大の目標であり活力源となっていましたが、世の中全体が豊かになってしまったことでそれまでの目標が意味を持たなくなってしまった。その結果、人々はこの収束不全の状態から抜け出すため探索し始めたため、「注目を集めているもの」や「答えらしきもの」に飛びつきやすい状態になっています。
■市場拡大こそ社会閉塞の元凶
この大衆の目先収束を利用し、金貸し達はマスコミを通して市場拡大のための世論誘導を行うことで、自らの存在意義を捻出しているのが今のマスコミ業界です。つまり、大衆の目先収束も彼らの存在を支えていることを意味します。こうしてマスコミによる世論誘導の結果、様々な法律や制度、事件が起こっているのが今の日本の社会です。
しかし、豊かさが実現した今私たちが求めているものは、豊かさに代わる新しい目標=収束先であり、決して市場の拡大ではありません。それでもマスコミは、資金提供元である金貸しには逆らうことができないし、なによりも彼ら自身も市場の縮小は、広告料減となるので避けなければならない。結局マスコミも「市場」という枠の中でしか物事を考えられないため、本当に必要な答えが出せないのです。
■事実追求の必要性
まず私達が目先収束している限りは社会は閉塞するばかりだという事をはっきり認識する必要があります。事実、最近ではネットへと答え探索の場をうつしている層が増えていきています。とは言え、ネット上でも様々な情報が流れているため結局何が正しいのか良く分からなくなってしまうのが現状です。
今ネット上に足りないのは、既にある断片的な情報(一部の事実)繋げて、構造的に理解していくための場であり、それを実現するための認識形成のシステムです。
ネット界では様々なコミュニティーサイト次々に作られており、それらは今までになかった新しい現象で新たな可能性です。今私たちにはマスコミに変わる新しい共認形成の場としてインターネットの可能性を追求し、新しい場を作っていくことが求められているのです。

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