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ネットコミュニティの可能性②~共鳴・賛同関係から協働関係への壁を突破するには?~

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前回の記事でみんなの意識がより社会へ向けられており認識収束していることが分かったと同時に、既存のコミュニティーサイト群が認識収束を加速しているか、という点についてはそうなっていないのが現状だ。
ではそこにはどんな壁が立ちはだかっているのだろうか。
いつも応援ありがとうございます。


■認識収束の前に立ちはだかる壁とは何か?
コミュニティーサイト(2ch、SNS(mixiなど)、SBM(ソーシャル・ブックマーク)、Q&Aサイト(yahoo知恵袋など)には、ある共通点がある。それは「コミュニティーの運営者と利用者が完全に別れていることである。言い換えれば、共鳴・賛同から協働への壁である。
利用者
 「収束不全(=統合不全)→外向基調(社会収束)⇒認識収束⇒認識仲間欠乏」と私権に変わる新しい可能性を探索してインターネットに収束している。
従って、利用者は、インターネットの双方向性を活かした共認を形成の場としての可能性を感じてコミュニティーサイトに参加している。
一方、運営者は共認形成の場を作るためにコミュニティーサイトを運営しているのではなく、広告収入を得るための手段として運営している。運営者は利用者の意識を上手く利用することで、以下のような3つの関係で成り立っている。
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・スポンサーとコミュニティーサイトとの広告の取引
・無料で場を利用する利用者と(広告つきの)場を提供するコミュニティーサイトとの取引
・スポンサーと利用者との商品取引

従って、インターネットに可能性を感じた利用者がコミュニティーサイトに参加すると必然的に市場の取引関係に参加してしまう構造になっている。しかも、利用者にとっては無自覚に市場の取引に参加することになる「騙し」の構造だ。
つまり、認識収束、認識仲間欠乏が生起しないのは市場原理に絡め取られてしまうことで、みんなが求めている課題を共認し合う関係(=協働関係)を構築できないところにあるのではないだろうか。
この協働関係を構築することの重要性は、仕事でも課題を突破するための戦略パートナーとなることが最大の営業となっている実感ともつながる。共認時代に転換した現代、何をするにも協働関係を築かなければ、何も達成できない時代に突入したとも考えられる。
■この壁を突破するにはどうしたらいいか?

この認識仲間たちのつながりは、既に壮大なネットワークであるとも云える。しかしそれは誰もネットワークとしては意識していない『無自覚なネットワーク』である。この潜在的なネットワークを顕在化させるには、認識革命の必要に気付いた認識仲間たちの自覚的なネットワーク作りが必要になる。

 るいネット「認識形成サイト4 市場原理の観客読者と本源原理の協働読者 [3]」より引用
既にコミュニティーサイトの利用者は、サイトを利用する事で無自覚なネットワークを作り上げている。この無自覚なネットワークを自覚的なネットワークに変える仕組みさえあれば認識収束は加速するはずだ。
読んでくれてありがとうございます。

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