
■サイト参加者の意識はどうなってる?
いま、Q&Aがのびている! [1]
の記事で、ネットコミュニティーの中でも質問系サイトの利用者増大に視点をあて、その背後にどんな意識潮流が見えるのかについて仮説を立ててみた。
貧困消滅→私権衰弱→統合不全・収束不全→答え欠乏の増大⇒どうする?
の流れのなかで
・身近な人間関係や会社などの集団を超えた場に答えを求めている。
・必要か否かの判断(消費に関して)に関して多くの人の評価を羅針盤にしている。
・対面共認の世界を超え観念での課題共認にも可能性を見出しいる。
・そんな場に多くの人を集めようと、独自の評価指標をつくり出している。
などの利用者側の視点を上げてみた。
今回は、そんなQ&Aサイトが、どのようにして参加者を拡大し維持しているのかを、運営者側の視点で考えてみたい。
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■サイト運営者の集客戦略は?
大きくは、以下の4点に対して工夫を行っているようだ。
①答えの中身の質を上げる
パートナー企業と連携しプロの回答を提供する。(微妙・・・)
②常に答えが(複数の)発信される状況をつくり出す
質問に気づかせるために、多くのサイトに入口を設けたり、関連する質問が目に付くようなリンクを貼る。と同時に答えをデータベース化し集約することで、効率的に回答を提供する。
③質問数を増やしていく
初心者のハードルを下げる。高圧的な回答や、質問自体を蔑んだ印象を与えるものは削除していくことにより、場への安心感をつくりだす。
④発信形態に多様性を持たせつつ、秩序維持を図るシステム設計を行う。
例えばアカウントを複数設定可能にすることで、良質な回答を提供している参加者が、悩みや相談ごとなどの質問者になりづらい環境を防いだり、回答者の履歴確認は行えるが質問者の履歴は伏せることで、個人情報が特定されにくいようにするなどの安心感。をつくっている。
以上まとめると、答えの質、賑わい活性度、安心感、をつくりだすことで参加者を拡大していることが見えてくる。単純ではあるが、工夫されており、なるほどと言う感じだ。
参照:IT+PLUS連鎖コラム(人はなぜ教えあうのか?) [2]
■で、Q&Aサイトはインターネットの可能性と言えるのか?
上記の利用状況や場の構築戦略を見てみて、なるほどと思うと同時に、本当にQ&Aサイトは役に立つ答えを提供できているのだろうか?という疑問も湧いてくる。
なぜなら、利用者側の意識と比べて、運営側の集客するという目的にズレがあるのでは?と感じずにはいられないからだ。
【利用者側は】
統合不全・収束不全→答え欠乏生起⇒答え探し
の流れが一定見受けられるが。
【運営者側は】
やり取りの場を提供→人が集まる→サイトの認知度UP→広告収入UP
しかメリットが見出せない。(ちょっと穿った見方だが・・・)
利用者が増加していることをもって、役に立っているという見方もあるが・・・
今までも様々なネットコミュニティーが誕生してきているが、多くの場は市場の原理にからめとられて、いずれは利用者側とのズレを生み出しているような気がする。
つまり、新たな意識潮流の向かうべき場としての一つの可能性ではありそうだが、運営維持する為には、その意識潮流と反する力が必要となっている点は、今後求める答えの中身がより社会不全と密接になってくるとすれば、可能性を開いていく上でおおきな障害になってくることも予測できる。
本当に人々が必要としている中身と場の構築が、どのような形で生まれてくるべきなのか。今後のインターネットの可能性を考えていく上で大きな課題になるのではないだろうか?