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『EUって、どうなっているの?』3~EU設立からユーロ創設へ~ [2]
に引き続き、今回はEU加盟国の経済データをグラフ化してみました 
その中から、今後の追及における切り口をいくつか発掘してみたいと思います。
☆いつも応援ありがとうございます 😀
①EU加盟国でユーロ参加国(西欧他) ⇒ 黄緑
フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、アイルランド、スペイン、
ポルトガル、オーストリア、フィンランド(以上、1999年参加)
ギリシャ(2001年参加)
スロベニア(2007年参加)
キプロス、マルタ(2008年参加)
②EU加盟国でユーロ不参加国(参加免除国) ⇒ 水色
イギリス、デンマーク
③EU加盟国でユーロ不参加国(東欧) ⇒ 青
ポーランド、チェコ、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、スロバキア
④EU加盟国でユーロ不参加国(東欧以外) ⇒ 赤
リトアニア、ラトビア、エストニア
⑤欧州でEU未加盟国 ⇒ 紫
スイス、ノルウェー
今後追及する上での大きな分類となる、上記5つのグループでグラフを色分けしています。
※データはすべて2007年値です。
まずは、GDPグラフです。
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最後に、経常収支グラフです。
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※経常収支とは以下4つの合計額です。
①貿易収支=モノの輸入と輸出のバランスを示す
②サービス収支=旅行や運送などサービス取引を表す
③所得収支=対外直接投資や証券投資の投資収益の結果を表す
④経常移転収支=政府開発援助(ODA)のうちの医薬品など対価をともなわない現物援助
∴貿易収支(①)+貿易外収支(②③④)=経常収支となります。
グラフを見ての所見をいくつか挙げてみたいと思います。
●ユーロ参加国間でも、GDPにかなり大きな差があるけど、この格差が参加国間で有利or不利に働くことはないの?
●比較的GDPの小さい国でも、一人当たりGDPに換算するとその額が大きく膨れ上がる国がある(ルクセンブルクなど)。これをグループ別に見ると、、、
→①②④⑤のグループには該当する国がいくつか存在する。
→③のグループには該当する国はない。
これらの国は、どのような経済構造になっているのか(何で稼いでる?)
●財政収支では、フランス、イタリア、イギリスの赤字が目立つが、対GDP比に換算すると、どの国もそれほど大きな差は見られず、大幅な赤黒額もない。
●債務残高では、①のグループがGDP比にして比較的大きな額となっている。これは、日本同様、市場縮小⇒無理矢理拡大⇒国債発行という流れか?
●貿易収支では、EU加盟国では、黒字国が以外に少ない。ユーロ参加国に限ってはドイツ、オランダが大きな黒字だが、それ以外はあまりぱっとしない(生産力に難あり?)。
逆にEU非加盟国のスイス、ノルウェーが大きな黒字を出している。
●貿易外収支では、スイス、イギリスが突出した黒字額を出している。(GDP比にするとルクセンブルクやスロベニアが大きい)
これらの国は具体的に何で儲けているのか?(金融か?)
●経常収支(対GDP比)では、③④のグループ赤字額が大きい。①のグループでも一部の国を除いて、赤字国が結構ある。
逆にEUに加盟していない⑤のグループは、大きな黒字となっている。
ユーロ不参加国(③、④)には、このあたりに未だ参加できていない原因があるのか?
また、EU圏は全体として経済基盤が脆弱?今後経済危機が加速した場合に、EU(またはユーロ)が解体される可能性はあるか?
以上です。
次は、ユーロの仕組みや共通通貨に参加することのメリット、デメリット等に関して追及してみたいと思います。
<データ引用元サイト>
・外務省のHP [9]
・JETROのHP [10]