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『アメリカの共和党・民主党』23・・・要約版(2/2):現在

Posted By kirin On 2008年10月17日 @ 12:30 AM In 03.アメリカの支配勢力と支配構造 | 7 Comments

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『アメリカの共和党・民主党』22・・・要約版(1/2):建国前~現代 [1] の続きです
さて、ここまで改めて俯瞰したが、どこを切っても、アメリカは「市場拡大のための国家」であることが明らかである。
では次に、アメリカの現在を見てみよう :D
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■生産力の衰退したアメリカの大量消費を支える 「ドル還流システム」の限界
1900年頃から世界一の工業国から経済大国として成長し、1920年代の黄金の時代、そして戦後のドル基軸通貨国を通じて、経済的・物質的に繁栄してきたアメリカの産業資本は、たった50年ももたないうちに衰退し、今や見る影も無い
ここ40年ほどのアメリカの経済状況を簡単に俯瞰すると、
‘70年代: 産業資本の衰退が顕著になる→財政の赤字が顕在
‘80年代: 財政+貿易の双子の赤字、米ソ冷戦の限界→戦争市場の限界
       →債権債務関係を証券化して流通させる金融市場の登場
‘90年代: 貿易赤字が13倍に激増→米産業資本の限界→金融市場の拡大、ITバブル、
       中東へ強引な戦争市場拡大
‘00年代: 金融バブル→レバレッジとデリバティブの博打市場の肥大
       →ドル還流で米経済を延命(→住宅バブル)、ITバブル崩壊
‘07年 :  金融バブル崩壊(→住宅サブプライム問題)、イラクなどの戦争の限界
‘現在 :  ドル基軸通貨を利用した大量のドル印刷ドル還流のブーメラン市場システムの限界!
今やかすかに残っている産業らしきものは、軍需産業と農業のみである。
ほとんどは、ドル基軸通貨制による金融市場に依存した状態だが、その金融市場システムの破綻からドル基軸通貨が崩壊の危機に瀕している。
そのなかで、市場を裏で牛耳ってきた国際金融資本家(金貸し)は、市場維持の戦略として、‘60年後半頃から多極化路線を模索し現在に至っている。
【(16):アメリカの『力の限界から多極路線』(1/2)】 [2]
【(17):アメリカの『力の限界から多極路線』(2/2)】 [3]
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■市場拡大のための国家アメリカの限界
このように見ていくと、シリーズのプロローグ冒頭でこのシリーズを始める問題意識であった、
1970年以来の経済累積赤字、軍事的暴走、そして直近のサブプライム問題や石油高騰などなどを受け、最近のアメリカの信用失墜・ドル暴落の懸念の高まり、そしてそれを引き金に米発の大恐慌→経済破局、基軸通貨の多極化が現実味を帯びてきていることも理解できる。
そして、’70年以来のアメリカの変容そして’70年頃までアメリカを牽引するモーターになっていた共和党の変容も理解できる。
商業市場→産業市場と続き、市場の限界から行き着いた成れの果てである「バクチ経済の金融市場」が崩壊しかけているのである。
それは、世界的な実態経済の『市場拡大停止』を根本原因として、「市場拡大のための国家アメリカの限界」である。
つまり、『市場拡大を前提とするシステムそのものの崩壊』現象なのだ!
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□金貸しが支配する、市場システムの崩壊
そのことが、市場システムのなかでこそ存在基盤があり、経済力で世界を裏から支配してきた国際金融資本家(=金貸し)の焦りを起こし、
① 中東などへの『戦争市場(略奪市場)』
② 投機の博打市場である『金融市場(騙し市場)』
③ 難癖をつけてくる『貿易市場(脅し市場)』
のカードをここ30年矢継ぎ早に繰り出す暴走現象につながっている。
【(18):窮地に追いこまれ、矢継ぎ早にカードを繰り出す暴走国家へ(1/2)】 [4]
【(19):窮地に追いこまれ、矢継ぎ早にカードを繰り出す暴走国家へ(2/2)】 [5]
そしていよいよ手持ちのカードが苦しくなってきて、9.11事件CO2環境市場などあからさまな捏造をプロパガンダして常軌を逸した行動に及んでいる
市場システムの崩壊により、近代に入り国際金融を牛耳り影で世界の市場を支配してきた金貸し、そしてその息のかかったマスコミの、『不安→怯え』を映した常軌を逸した焦りが顕在化してきたのである。
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<このシリーズ最後の記事になる 『エピローグ』 に続く>


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[2] 【(16):アメリカの『力の限界から多極路線』(1/2)】: http://blog.trend-review.net/blog/2008/06/000741.html

[3] 【(17):アメリカの『力の限界から多極路線』(2/2)】: http://blog.trend-review.net/blog/2008/06/000742.html

[4] 【(18):窮地に追いこまれ、矢継ぎ早にカードを繰り出す暴走国家へ(1/2)】: http://blog.trend-review.net/blog/2008/08/000798.html

[5] 【(19):窮地に追いこまれ、矢継ぎ早にカードを繰り出す暴走国家へ(2/2)】: http://blog.trend-review.net/blog/2008/08/000800.html

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