
金融市場は、大きくは外国為替市場と証券取引市場の2つですが、それぞれの市場規模が地域ごとにどのようになっているのか、意外と知らないものです。
今回は金融市場の基礎データとして、調べてみました。
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■外国為替市場
外国為替は、1つの通貨を買うと同時に別の通貨を売るという取引です。株式市場のように取引所があるわけではなく、2者間で直接取引きされる形になります。実際には銀行間の取引が中心となっています。
通貨同士の交換比率は外国為替市場を通じて決定されます。
以下、上田ハーローFX [1]より
○2007年 地域別 1日平均外国為替取引高
・ロンドン 13590億ドル/日 (シェア:34.1%) 約145兆円/日
・ニューヨーク 6640億ドル/日 (シェア:16.8%) 約71兆円/日
・東京 2380億ドル/日 (シェア:6.0%) 約25兆円/日
※以下、シンガポール、ドイツ、香港、シドニー、スイス、フランス、カナダ、ロシア、イタリア、韓国、南ア、ニュージーランド、ブラジルと続く
○2004年 地域別 1日平均外国為替取引高
・ロンドン 7530億ドル/日 (シェア:31.3%) 約81兆円/日
・ニューヨーク 4610億ドル/日 (シェア:19.2%) 約49兆円/日
・東京 1990億ドル/日 (シェア:8.3%) 約21兆円/日
※円換算は1ドル=107円で算出しました
■証券取引市場
株式、債券の売買取引市場。証券取引所にて行なわれる。
以下、businessデータメモ [2]より
○2007年1月 取引高
・ニューヨーク証券取引所 154210億ドル/年 (シェア:約40%) 約629億ドル/日(約6.7兆円/日)
・東京証券取引所 46140億ドル/年 (シェア:約12%) 約188億ドル/日(約2.0兆円/日)
・ナスダック 38650億ドル/年 (シェア:約10%) 約158億ドル/日(約1.7兆円/日)
・ロンドン証券取引所 37949億ドル/年 (シェア:約10%) 約155億ドル/日(約1.7兆円/日)
※以下、ユーロネクスト(パリ+アムステルダム+ブリュッセルが合併)、香港、トロント、フランクフルト、マドリード、スイスと続く
※年間取引日数は245日で算出しました
外国為替市場は、実体経済としての輸出入取引+金融取引であり、証券市場に比較して圧倒的な規模となっています。
外国為替市場の証券取引市場に対する規模は、ニューヨークでは約10倍、東京では約12倍、ロンドンでは約85倍となっています。
大きく捉えると、アメリカは証券取引をメイン、イギリスは外国為替取引をメインとしているように見えます。
国家間の通貨交換比率の動きは大幅な変動とならないよう、当然国家が介入しながら行なわれていきます。
ロンドンが突出して金融市場に占める外国為替市場規模が大きくなっているのはなぜでしょうか。
日本、アメリカ、ドイツなどの株価がバブル化し崩壊していったのに対し、イギリスだけがバブル化しなかった理由がこの当たりにありそうです。