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『アメリカの共和党と民主党』13 ・・・軍産複合体はペテンの戦争脅威で儲ける(2/3):戦争を捏造するアメリカ

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アメリカ第2次世界大戦以降の軍事支出額のグラフ

軍需産業に下りてくる莫大な予算の殆どは国家の軍事費から捻出されるので、軍事費の増加は軍需産業の拡大と見てとれます。2回の大戦によるヨーロッパの弱体化のおかげで世界唯一の超大国となったアメリカに敵う敵は消滅しました 。故に本来なら軍縮 へと向かっていくはずですが、何故か軍事費は桁違いに上昇 しています。特に軍事費が顕著な跳ね上がりを示しているが1949年以降 、1978年以降 、2000年以降 。軍事費を捻出する国家の負債もそれに伴って拡大の一途 を辿っています。米国商務省の発表するデータでは1978年時点で269億のアメリカ経常収支における負債が88年では1760億ドル、2003年には6040億ドルまで上昇しました。

一体、敵がいないにも関わらず、借金してまでも軍事費が増加するのは何故なのでしょう?

アメリカは略奪を続ける事でしか市場を拡大、維持出来ません 。つまり、
アメリカは戦争がないと市場を維持出来ないので、次なる敵を探さないといけないのです
しかし、最早超大国であるアメリカに敵など存在しません。そこで・・・


そこで、アメリカは方針を略奪⇒ペテンへと大転換しますっ

1949年頃、イデオロギー対立をネタにして意図的にソ連を軍事大国へと仕立てあげ、冷戦構造をでっちあげます。そうして敵を無理矢理作りだし、軍事費を捻出しました。 😈 。これが1949年軍事費上昇の理由で、こうして資本主義諸国を纏め上げ、軍需を拡大 していきました。

しかし、ベトナム戦争等での疲弊 もあり、そうそう戦争ばかりしていても世論が黙っていませんし、国も持ちませんならば次にと考え出したペテンが、1978年以降の『スターウォーズ計画』

当時敵国としていたソ連が打ってきたミサイルを空中で打ち落とすという出来もしない構想で、実現には1兆ドルが必要と謳い 軍需予算をつり上げます。
しかし当時の科学者の認識からすれば1兆ドルかけた所でシステム構築は到底不可能との事。実際、一度成功したと虚偽の報告を上げた科学者が後に「実験に失敗すれば何百万ドルを失う。そうなれば破滅だったから・・」と告白し、でっちあげを暴露しています。 ここででっち上げた予算で開発された一発2300万円もするミサイルが90年におきた湾岸戦争では大活躍 。在庫を一掃して軍需産業は潤っていきました。

そして、2000年以降の軍事費の跳ね上がりはペテンの自作自演、9.11 です。新たに『テロ』という敵をでっちあげて戦争を繰り返す事で現在でも利益を搾取しつづけています



このようにして敵のいなくなったアメリカは国家主導の元、略奪⇒ペテンに方向転換して架空の敵を作り続け、借金してまで軍事予算を捻出し続けてきました。 そこまでしてアメリカが軍事費を捻出し続けて戦争を止めない理由は、国内の経済が回らなくなってしまうからであり、経済を回す企業も軍事予算をアメリカから搾取しないと潰れてしまいます。よって政府の重要人物を上役に就任させる等して産業と国家の癒着を強めていきます。こうして軍事費は現在までぶっちぎりの世界一を記録し続けています。(下記グラフ参照)

2003年から2005年の世界各国軍事費総額(単位:10億ドル)
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では、そんな国家主導の元でそんな莫大な予算を獲得する事が出来る軍産複合体とは一体何者なのでしょうか? 

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