昨日に引き続き、『るいネット』の、12/29なんでや劇場の論点投稿:
『金貸し支配とその弱点、’08経済破局は来るのか』論点2 山澤貴志さん [1]
も、金融市場の構造を知る上で参考になりますので、以下に引用します。

今回は、
3. 金貸しの存在構造
4. 市場、その騙しの方式
5. 不換紙幣の成立構造
についてです。
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3. 金貸しの存在構造
・ 市場は国家の寄生虫として拡大してきた。市場が国家の寄生虫であるということは、市場は国力の枠内(or国家の統合の枠組みの中)でしか成長できないはずである。しかし、事実はそうではない。時として、国家は無謀なる争いを繰り返し、国力を衰弱させるが、それに乗じて市場は成長していく。(十字軍しかり、現在のアメリカしかり・・)
・ それは、商人たちが金貸しとして、国家に戦争をするようにそそのかし、国家相手に金を貸し、骨の髄まで国家から財を奪い取っていったからに他ならない。彼らは、戦争や革命をそそのかしては、武器を売り、金を貸し成長してきた。本物の金貸しは庶民相手に金を貸すなどというちっぽけな商売をする連中のことではない。『金貸しは国家を相手に金を貸す』この仕掛けこそが、金貸しの存在構造であり、市場拡大の秘密である。
4. 市場、その騙しの方式
・ つまり、市場は、はじめに貴金属etcの幻想価格を捏造することによって、市場商品と農産品の価格格差を梃子に成長してきた。騙しの方式その1である。
・ 続いて、前述の通り、国家に戦争や革命をそそのかすことで、成長してきた。騙しの方式その2である。事実、ユダヤ資本は、共産主義にも反ユダヤ主義者にも金を貸して生き延びてきた。市場とは国家=序列統合に対抗する私権追求の抜け道であって、政治体制が揺らいでいる時こそ、市場の拡大期である。金貸しは時として意図的に、反体制派をそそのかしては体制の揺らぎを仕掛け、そして儲けて来たのである。
・ そして、最大の騙しこそが不換紙幣の発行(とそれによる実体経済から乖離したマネー経済)に他ならない。
5. 不換紙幣の成立構造
・ 市場の拡大に伴い、貨幣流通量は増大し、金という裏づけを必要としていたのでは、実体経済に支障を来たすという状況下で、次第に、貨幣は金の裏づけを必要とする兌換紙幣から不換紙幣へと転換していく。
・ ここで貨幣について考える時、実は貨幣の発行券は元来、国家の側にあったという事実を忘れてはならない。しかし国家は財政が窮すると、紙幣(ex藩札)を乱発し、その都度、財政を破綻させるということを繰り返してきた。
・ 他方、民間の金貸しの信用組合のようなものを母体にして、銀行が勢力を拡大していく。国家の枠を超えて、資金を安定的に運用するというノウハウを手にした民間銀行は、そのノウハウを力に、ついに国家に替わって、通貨の番人としての中央銀行の役割を手にするようになる。
・ こうして、国家は財政が不足すると、国債を発行し、中央銀行にお金を借りるという仕組みが出来上がった。
「国力=経済力」から、国家と市場の関係は対等であるように感じられるが、実は、ここで書かれている「市場とは国家の寄生虫」の内容から解ることは、市場(を牛耳る金貸し)は、自分が寄生している国家がダメになれば、自分の利益が増大すれば、次の国家に移ることも関係ない。そのために、思想を操ったり、マスコミを使って大衆支配を試みたり。まさに市場(金貸し)は、近代においては、市場>国家の関係であり、とことん自己中な存在であることが解る。