6月22日の日経新聞に現在の世界金融資産の総額と、それを吸収して巨大化するウォール街金融機関について記事がでていた。
・マネー、「京」単位
>みずほコーポレイト銀行の推計によると、世界の金融資産総額は140兆ドル。円換算で約1京7千兆円と「京」の単位に膨らんだ。その金額は世界の国内総生産(GDP)の3倍強にのぼる。
・ウォール街 金融高度化で「膨張」
>もはや大手米銀のビジネスの柱は単なる融資ではない。証券会社も株式や債券を販売するだけの存在ではない。ファンドと一緒に投資案件を発掘し、自らも資金を供給して収益を追及するビジネスがウォール街の主流だ。
>典型がゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、シティなど。イングランド銀行が「巨大複合金融機関」とよぶ米欧の大手16社の総資産は昨年末現在で22兆5千億ドル。米国とユーロ圏のGDP合計額に匹敵する。
この数字をみていると、いろんな疑問や想像が沸いてくる。
①世界のGNP合計の3倍にもなる莫大な金融資産はどのように形成されたのだろうか?
②現在この資産は、誰がどのくらい所有してどのように運用されているのか?
(※日本個人金融資産は約1500兆円だから、全体の1割程度にしかすぎない。おそらく欧米の富裕層 が相当保有しているはず。最近では中国の富裕層も)
③今後この国家をはるかに凌ぐ巨大なマネーは、どこに向かうのだろうか?
暴落に向かうと考えられるドルとの関連は?国家や「巨大複合金融機関」の戦略は?
資産が膨張しているということは、そのお金をだしている人がいるということ。そのお金の出し手は、究極的には国家しかないはずだ。膨大な資産は、莫大な国家の借金(国債)の裏返しなのだろう。
そして、これらの資産のおおくは、比較的利率のよい米国債などで運用されることで、国債を発行する国家(特にアメリカ)を支えている。
・・・・・こう考えると、これはもう巨大なマッチポンプなのかもしれない。国家がどんどん支出し、借金を膨らましていく一方で、資産家や国民の資産が膨らんでいく。そしてそこに群がるファンドなどの金融機関。その資産は国家の国債で運用されている。
おおきくいえばこんな構図で世界の金融が動いている。
巨大化した金融機関は、よりお金を集めるために、自由化・規制緩和を進め、郵政民営化も画策する。そのためには国家の指導者(小泉・竹中etc)などに構造改革をやらせてみたりもする。マスコミを使い民営化や規制緩和がいいことだと洗脳する。そして、他にもいろんな事件が企てられることもあるのかもしれない。
このようにして、一部の資産家や金融機関にお金が集中していく。
アメリカの力が衰え、時代の変わり目にある今、お金の流れを押さえている欧米の富裕層や「巨大複合金融機関」の指揮者は何を考え、企てているのだろうか?
それに対してアメリカを含む各国家は?
みなさんどう想像しますか?
(by Hiroshi)