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IMF・世界銀行・WTOの正体 : 民営化・自由化させることで国家資産を収奪する機関

IMFや、世界銀行の本当の役回りについては、もう少し詳しく調べておく必要がある。IMFや世界銀行の真の姿についてよく知っている人物がいる。グローバリズムの危険性について警告を繰り返している、ジョセフ・スティグリッツ氏。
ジョセフ・スティグリッツは、かって世界銀行のチーフ・エコノミストだった。彼は世界中から収奪するグローバリズムを推し進める世銀の方法に気がつき、反抗してクビになった。以下の引用は、事情をよく知る彼の内部告発でもあります。
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ジョセフ・スティグリッツは、「金で買えるアメリカ民主主義」のなかで、著者のグレッグ・バラスト氏とIMFや世銀の真の姿について語っている。以下要約引用。
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・IMFも世銀も、純粋な任務を帯びて1944年に誕生した。世銀は戦後の復興と発展プロジェクトに資金を供給すること、IMFは一時的に国際収支赤字に陥った国家にハードカレンシーを貸し付けることが当初の使命だったのだ。
・IMFと世銀が変わったのは1980年からだ。
・80年代はじめ、石油価格が5倍に跳ね上がったことと、ドル利払いの急増で大きな打撃をこうむった第三世界の国家は、IMFと世銀に対し支援の要請をした。しかし彼らに与えられたのは、債務免除ではなく資金の貸し出しと引き換えにさまざまな融資条件がつけられた構造支援プログラム( SAPS)というものだった。
詳細は国によって異なるものの、債務借り換えをちらつかせながら、貿易障壁の撤廃、国の資産を海外投資家に売却すること、労働市場をより「柔軟」にすることなどを指示している点では共通だ。
・なぜこのように悪しき方向へ変わってしまったのか?IMFと世銀はラリー・サマーズというエイリアンに乗っ取られたというのが私の持論だ。
構造支援・自由市場という処方箋をもって、このエイリアンたちが成し遂げたことはなんだろう。
・ここワシントンでわれわれは、IMFと世銀、そして世銀の51パーセントを所有しているアメリカ財務省の本当の役割について語った。
★世界銀行は、どの国の大臣に対しても全く同じ4つのプログラムを与えるのだという。
●ステップⅠ:民営化、より正確に言えば「賄賂化」である。
国家のリーダーたちは、自国の産業を売り払うことに抵抗するどころか、世銀の要求を盾にして国内の反対派を黙らせ、喜んで電力・水道を売り払った。国家財産の売却価格をほんの数十億ドル差し引くだけで、スイス銀行口座に10パーセントのコミッションが振り込まれる。その可能性を示唆されると「彼らの目が輝くのが分かったそうだ。
スティグリッツの告発によれば、アメリカ政府はこの事実を知っていた。
●ステップⅡ:「資本の自由化」
理論上では資本市場の規制緩和は、外国の銀行や多国籍企業が投下する資本の国内外における流動性をたかめる。が、あいにくインドネシアやブラジルなのどの国々では、金はただただ国外にむかって流れた。スティグリッツはこれを「ホットマネーサイクル」と呼ぶ。投機的思惑から国に現金が流れ込む、そしてトラブルの最初の気配を察した瞬間、金は国外に逃げてしまう。国の準備金は数日で底をついてしまう。
 IMFは、国の資本金を返還させるため、その国に金利を30%→50%→80%と引き上げるよう要請する。結果は、高金利は土地の価格を破壊し、工業生産を踏みにじり、国庫を空っぽにしてしまった。
●ステップⅢ:市場原理にもとづいた価格決定
この時点でIMFは、息も絶え絶えの国家をステップⅢへとひきずっていく。市場原理にもとづいた価格決定だ。食料や水、家庭用ガス料金値上げを聞こえよく言った呼び方である。その結果はステップ3.5をもたらす。「IMF暴動」だ。国家が打ちのめされているとき、IMFはその弱みにつけこんで、その国から最後の一滴を搾り取る。(1998年インドネシア、2000年ボリビア、2001年エクアドルでの暴動) 暴動もプランに組み込まれている。
その国が暴発すると、世銀の「援助」プランが用意され、内乱に対して「政治的解決」をもって備えよと当局者に言う。そして破綻した国家における「解決策」とは、街中に戦車が出動することを意味するのだ。
 新しい暴動がおこるたびに、パニックによる資本流出や国家財政破綻がもたらされる。このような経済的放火には良い面だってもちろんある。外資系の企業は、採鉱権や貿易港など国に残された資産を格安に入手できるのだ。
★・・・・ひとつのパターンが浮かび上がってくる。このシステムには多くの敗北者がいるが、明らかにふたりの勝者がいることだ。欧米の銀行とアメリカ財務省。彼らはこの狂気じみた新国際資本市場の混乱のなかで大もうけした。
●ステップⅣ:「自由貿易」
IMFと世銀の言う「貧困削減戦略」のステップ4に到達した。「自由貿易」、ただしこれはWTOと世銀のルールにもとづく自由貿易である。・・・・アヘン戦争がおきた19世紀と同様、欧米人はアジア、ラテンアメリカ、そしてアフリカで売り上げの妨げとなっている障壁を蹴り倒そうとしている。しかしその一方で第三世界の農産物に対して自国の市場を厳重に守っている。
・・・・グローバリゼーションの伝道者たちの福音書を読むと、WTOは関税や貿易障壁を取り払うためにあるような印象をうけるだろう。とんでもない。現実には、WTOは関税制度を民営化させるための組織なのだ。
自由市場という彼らの解決策が失敗するたびに、IMFはただ単にさらに多くの自由化政策を導入するように求めた。
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(引用以上)
以上でIMF・世銀・WTOの本当の役割がよく分かる。欧米の銀行とアメリカ財務省のための組織で、簡単に言えば、欧米金融資本勢力の手先機関です。
彼らの手口は、アヘン戦争以来変わっていない。ただ、違うのは世界の合意の上にできた機関のように装っており、皆がそう思わされているだけである。彼らがマスコミを握っているから、真の姿は報道されないのだ。
そしてもう一つ気がついたこと。上記ステップ、民営化→自由化・規制緩和→国家資産の収奪これって小泉・竹中・宮内らによる構造改革にそっくりですね。日本はステップⅡの段階に入っているようです。郵政民営化などによって資金の流動性が一気に高まり、資産が国外に投資されていく。・・・・・・その次はいよいよIMF管理か!?
途中でサマーズがでてきますが、米財務省のルービンのもと日本の大蔵支配を進めたその人です。
このようにIMF・世銀・WTOは、米財務省、欧米の金融資本・闇勢力と連動して世界管理と収奪戦略を進めている、と~んでもない機関のようです。
(by Hiroshi )

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