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通信社って何?

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ロイター通信創始者 ポール・ジュリアス・フォン・ロイターの肖像

マスコミの信頼が揺らぐ今日この頃ですが、そのマスコミに情報を提供している通信社ってどんなものなのか調べてみました。
新聞記事の後ろによく、【ロイター】とか【共同通信】とか書いてありますね。またTVのニュースでアナウンサーが「AP通信によれば・・・」などと読み上げます。
これはメディア(TV、新聞、雑誌、ラジオ・・・)に通信社がニュースを配信しているからなんです
では、通信社って何なのか?いわゆるマスコミとどう違うのか、基本的なことについて調べてみました。
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ウィキペディアによれば、

「通信社(つうしんしゃ)とは、報道機関や民間企業の需要に応えて一般向けニュース(ゼネラル・ニュース)や経済・金融情報(コマーシャル・ニュース)の収集、配信を行う組織である。
通信社は大衆に向け自ら報道をしない。収集した一般向けニュースは提携先の新聞社や放送局などで発信される。」

と言うことです。これは、新聞社などのメディアが、無数の取材対象に対して各社取材合戦を繰り広げるには、莫大な人や金がかかるので、経済効率を上げるため、一定のニュースソースは、通信社と契約して、そこから入手し、メディアに流そうということです。

このため、通信社はマスメディアから見れば、ニュースの卸問屋と言えます。で、小売店がマスコミということになります。

通信社は、マスメディアだけでなく、企業や団体など広範に情報を提供しています。例えば日本を代表する共同通信社は、以下に情報を配信しています。

○共同通信社の配信先 [1]

通信社を設立形態で分類すると以下のようになります。

「設立形態は営利を目的とした会社法人と、報道機関が共同出資した組合法人、半国営企業の外観を備えた国家機関に三分できる。UPIの破たんや時事通信社の経営不振が象徴するように民間通信社は経営が厳しく、APやAFP、共同通信社などの社団法人や中国の新華社などが中心的存在である。」(ウィキペディアより)


つまり、完全な民間企業と共同出資組織(組合など)と国家の(宣伝)機関です。世界に多くの通信社があることが、以下サイトからわかります。

○世界の通信社へのリンク [2]

ところで、通信社は、もともとは、相場や金融などの経済情報をいち早く会社などの顧客に伝える必要性から始まったようです。その情報ネットワークを生かし、大衆の需要に応える様々な時事情報の収集・配信にまで事業が広がったわけです。収益構造的に言うと、経済情報を企業に提供するほうが、ニュースソースより収益性が高いようです。

世界の動静などを伝えるには、莫大な資金がかかります。

いまや広告代理店の雄となった電通も、もとは、通信事業をやるために、収益源となる広告事業を抱き合わせで合体させて、経営を安定化させた会社なのです。

通信社のルーツは様々であり、その情報の質についてもよく吟味する必要がありそうです。一方、マスメディアは、多くのニュースソースを通信社に依存しているわけですから、各社の独自性というか存在価値をどう創出しているのかに注目する必要があります。あるいはどんな存在価値があるのかしっかり見極める必要もありそうです。

るいネットでもいろいろ通信社の歴史について調べてあるので興味のある方はどうぞ

日本の通信社の歴史 [3]
新華社もイタルタス(タス)通信も国家管制下の通信社 [4]
通信社は、市場経済の先兵(利益を求める略奪者) [5]
通信社の歴史(アメリカの通信社:UPIとAP) [6]
日本の通信社史(変遷図解) [7]
通信社の歴史 ~AFP通信 [8]

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