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ハゲタカ(ファンド)が介入してくる事により国はガタガタになっていく

アメリカ国内で企業を食い散らかしてきたハゲタカ達。その様子が「株式日記 [1]」で詳しく書かれている。
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アメリカで1980年代に起きた事が日本では2000年代に起きつつあります。それは企業が企業を買収して、買収した企業の資産を売り払って、その利益が役員や株主の配当として吸い取られていく。その反面では買収費用は借金によって賄われて、支払利息や損失費用によって利益は相殺されて税金を1ドルも支払わない。まさにハゲタカだ。
(中略)
「アメリカの没落」という本の著者はピューリツァー賞受賞した人で1992年にアメリカで発刊されている。日本でも堺屋氏の翻訳で1993年に出た。この本で紹介された企業の繰越損失のマジックを利用して、ハゲタカたちは税金も支払わずに、買収した企業の資産を食い散らかして、アメリカ経済を食い尽くしてしまった。
それでハゲタカたちは日本に目をつけて、小泉改革を実行させて、ハゲタカたちに都合のいいような法制度や税制にしてしまった。企業の繰越損失の制度も徐々に延長される傾向にあるようだ。しかしこのような税制はサラリーマンには分からないが、分からないからサラリーマンに税制のしわ寄せをしているのだ。
(中略)
高度成長時代なら会社もサラリーマンもみんなで豊かになることが出来ましたが、低成長時代になると経済を活性化させるということで、規制の緩和が行なわれる。規制によってみんなが公平に豊かになっていたのが規制を撤廃すれば格差が生じるのは当然だ。アメリカはレーガン時代の80年代にそれが行なわれた。
(中略)
5月からは三角合併も解禁になって、ますます弱肉強食時代が酷くなるだろう。そしてアメリカ国内で企業を食い散らかしてきたハゲタカがいよいよ日本上陸が本格化して、「アメリカの没落」に書かれたような企業が食い散らかされる模様が展開される事だろう。

要点をまとめると、
①工業生産時代の税制を悪用して、ハゲタカ達が「マネーゲーム」で儲けている。
②マネーゲームの結果、国の税収が減り(つまり借金増)、買収した企業のリストラで失業者も増える。そうやって国をガタガタにしている。
③1980年代にアメリカで起きた事が、90年以降の規制緩和により、日本でも起きようとしている。

ということ。
このままでは日本もアメリカ没落の二の舞だ 👿

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