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よっしーさんが言われるように、マスコミは知事選だけを切り取って自民勝利を喧伝していますが、事実は違うようです。
先日4/8(日)に行われた、地方選県議選・政令市議選における党派別獲得議席数・得票率データです。
出典:
「宮地健一のホームページ:統一2007年県議選・政令市議選の結果と評価 [1]」。
「日本共産党中央委員会 [2]」
■44道府県議選党派別当選者数
定数 自民 公明 民主・社民・国民新党など 共産 諸派 無所属
1987年 2670 1382 186 社会443 民社104 社民連5 118 35 397
1991年 2693 1543 159 社会345 民社82 社民連4 98 33 429
1995年 2699 1304 160 社会282 新進140 さきがけ9 98 79 623
自由連合2 護憲1
1999年 2669 1288 165 民主170 社民94 自由20 152 79 698
2003年 2634 1309 178 民主205 社民73 自由25 107 46 687
2007年 2544 1212 181 民主375 社民52 国民1 100 40 583
03年比 ▼97 △3 △170 ▼21 ▼7 ▼6 ▼104
このように、地方県議選では、民主躍進・自民惨敗という結果である。マスコミによる(知事選だけを取り上げた)自民圧勝キャンペーンは事実に反している。
民意を見る上では、獲得議席数よりも、党派別得票率の方が正確。∵獲得議席数だと死票が出るから。
■44道府県議選党派別得票率
得票数 自民 公明 民主・社民・国民新党など 共産 諸派 無所属
1987年 4605万 44.7% 6.7% 社会15.9% 民社4.3% 社連0.2% 8.9% 1.4% 18.1%
1991年 3729万 46.6% 6.4% 社会15.1% 民社3.5% 社連0.1% 6.5% 1.1% 20.7%
1995年 3568万 38.3% 6.7% 社会11.4% 新進6.8% さき0.5% 6.8% 3.0% 26.6%
自由連合0.1%、護憲0.1%
1999年 4059万 37.7% 6.7% 民主8.0% 社民3.4% 自由0.8% 10.5% 2.9% 30.1%
2003年 3718万 38.9% 8.1% 民主9.2% 社民2.7% 自由0.9% 8.6% 2.4% 29.2%
2007年 3816万 38.4% 7.7% 民主16.4%社民1.9% 国民0.1% 7.5% 1.8% 26.2%
03年比 ▼0.5% ▼0.4% △7.2% ▼0.8% ▼1.1% ▼0.6% ▼3.0%
ここでも、03年と比較して、07年県議選における民主党の得票率は大幅に増加している(自民・公明は微減)。 が、民主が躍進したというより、社民・共産・諸派・無所属が減らした票が民主に流れたというのが実態のようである。
しかし長期的に見ると、自民党は1991年46.6%→2007年38.4%(▼8.2%)と大幅に低落している。1987年、1991年の自民単独で得票率45~47%だったのが、2000年以降は公明党と連立することで、その水準をようやく維持している状態。
都市部ではどうか? 都市部の方が、自民・公明の低落が大きい。
■15政令市議選党派別得票率
自民 公明 民主 社民 国民新党 共産 諸派 無所属
1999年 28.6% 16.4% 15.5% 1.9% 15.6% 6.4% 15.6%
2003年 28.1% 18.1% 15.9% 1.4% 12.6% 9.8% 14.1%
2007年 26.7% 16.3% 21.6% 1.3% 0.1% 12.4% 5.3% 16.5%
03年比 ▼1.4% ▼1.8% △5.7% ▼0.1% ▼0.2% ▼4.5% △2.4%
これだけでは、民意が非自公へと大きく変化したというのはまだ早計だが、マスコミの自民勝利キャンペーンが事実ではないことは明らか。
統一地方選挙(前半)の翌日(4月9日)、すべての朝刊は「石原氏圧勝」のニュースで1面を飾った。東京で放送されているテレビも朝から晩まで石原勝利のニュースを流しつづけた。これには何らかの政治的意図が働いていたとみなければならない。「政府・自民党筋から“報道を石原勝利に集中せよ”との圧力が報道機関にあったのではないか」との噂が流れた。石原報道の陰で地方における自民党退潮の事実が隠された。
森田実さん [3]が言う、この「噂」も真実味がある。(本郷)