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日本の知識人の洗脳→従米化

Posted By hongou On 2007年1月6日 @ 9:41 AM In 02.アメリカに食い尽される日本 | 9 Comments

森田総合研究所のHP [1]に、関岡英之編『アメリカの日本改造計画――マスコミが書けない「日米論」』に、編者の関岡英之さんの質問に答えた森田実さんの発言要旨が載っていました。日本の従米化の裏に日本の知識層の「転向」があったという趣旨で、とりわけ60年安保世代の親米保守への転向について述べておられます。

実は、アメリカの圧力に最初に屈したのは、日本の知識人とマスコミなのです。アメリカ側も、日本を操るうえでまず知識人を籠絡することが重要だという戦略で、対日工作をいろいろやった。その一つがフルブライト奨学金制度を使って日本の知識人たちをアメリカに招き寄せ、接待したことです。戦中戦後、日本人は食うや食わずでしたから、アメリカに行っていい環境で生活させてもらい、勉強も思う存分させてもらう。すると、多くの人はアメリカかぶれになってしまったのです。

 

戦後、長らく学生運動、左翼運動が盛んでしたが、1960年の安保闘争が挫折してから左翼が一挙に退潮します。戦時中の怨念、占頷下の屈辱など、あらゆる情念が60年安保で燃え上がりました。安保闘争終了とともに燃焼し尽くして、時代の空気が一変し、安保闘争で逮捕されたり、運動の先頭に立ってきたりした元活動家たちが、学者として再出発するためにアメリカに行こうという風潮になったのです。

アメリカに留学した学生たちは、やがて日本に帰国した。帰国した彼らがどこに行ったかといえば、大学であり、官庁であり、マスコミです。さらに銀行など財界もそうです。とくにハーバードやMIT(マサチューセッツ工科大学)、エール、スタンフォードのような大学に留学した人間が重用されました。

 

帰国した彼らの価値観は完全にアメリカ化していた。私は人間の価値観がこうも変わるものかという強烈な体験をしたことがあります。左翼運動のりリーダーだった人間がここまで変わるかと驚きました。共産主義というのは平等主義ですから、虐げられた大衆を幸せにするための運動だと左翼は主張していたのです。自分のエゴは表に出すのを恥じたものです。ところが、その彼らがアメリカから帰ってきたら、完全にエゴイズム擁護に変わっている。「自己の利益のために生きるのが正義だ」「人のために生きるなどというのはバカげている」と主張する。いかにアメリカが違った価値観の国かということを、私はつくづく感じたものです。学者もジャーナリストも、アメリカに留学にすると、ほとんどの人が価値観が変わってしまった。その影響を受けて官僚や政治家、そして一般の日本人の価値観もアメリカ化していった。知識人から洗脳していったアメリカの対日戦略は大成功だったといえます。

日本の独立を実現するために日本国民の先頭に立った60年安保の闘士たち(とくに経済学部、法学部出身者)は、先を争うがごとく、米国留学をめざし、結果として、多くの人々が従米主義者に転向した。彼らは学者や官僚や新聞記者になった。まことに情けないことである。1970年の学園紛争に立ち上がった世代についても同様のことがいえる。彼らもまた先を争うがごとく米国の大学へ行き、従米主義者に転向した。彼らも学者、新聞記者、ビジネスマンになった。

 

大学教授の「親米保守化」、大新聞のエリート記者(大テレビ局のエリート記者、ディレクターを含む)の「親米保守化」、従米主義者化は、二つの大転向の結果だったのである。彼らは米国政府によるマインドコントロールを受けつづけているのである。 

’80年代以降、アメリカによる日本の政界・マスコミ工作が進んだ。ex.’82年農産物自由化、中曽根内閣による’83年財政改革、’85年電電公社民営化、’87年国鉄民営化~、’93年新党ブーム、’94年小選挙区制、’96年民主党立ち上げ、’00年談合叩き、’01年小泉フィーバー・・・
森田さんが指摘している学生・知識人の篭絡・親米への転向はその土台を形成したようだ。従米化した学生・知識人が政界・官界・財界・マスコミに送り込まれ、やがて統合階級全体が従米路線に洗脳されていったのではないだろうか。(本郷)


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[1] 森田総合研究所のHP: http://www.pluto.dti.ne.jp/mor97512/

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