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1人負けの日本?

北朝鮮は10月9日に核実験を行った後、 😈 裏の動きはどうなっていのでしょう
11月30日時点のニュースでは、

北京で核問題を巡る6カ国協議再開に向け、米中両国代表との調整に当たった北朝鮮の金桂官(キム・ゲグァン)外務次官は30日午前、北朝鮮の核放棄を確約した昨年9月の6カ国協議共同声明を履行する用意はあるとしながらも「現段階では一方的に放棄するわけにはいかない」として、核放棄の見返りに米国による金融制裁の解除などを求める姿勢を強調した。北京市内で記者団に語った。
 
金次官は同日午後に帰国、非核化の具体策を巡る米国提案を本国に持ち帰って検討する。

 
 
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韓国代表との協議を終え、笑顔を見せる北朝鮮の金桂官外務次官(左)
30日、北京市内〔共同〕(PHOTOTODAY24より)

 
裏の動きについて、田中宇さんの「田中宇の国際ニュース解説から紹介します。
 
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北の核実験以来、日本政府は、誤算や、アメリカから静かに外されることを繰り返している。北の核実験後、日本は、アメリカが北を許さず、強硬姿勢を強めると考え、安倍首相は「北朝鮮が核保有国として6カ国協議に戻ってくることは容認できない」という主旨の発言をした。
 ところがその後、アメリカ側は10月31日に、中国の仲介で北朝鮮側と北京で会い、北朝鮮は6カ国協議に戻ってくることになった。日本政府は、この会合の結果について米政府から連絡を受けていなかったらしく、米マスコミの速報を受けた首相官邸や外務省の担当記者が外務大臣らにこの件を尋ねたところ、最初はしどろもどろの返事しかできず、その後あわてて米政府に事実確認をして、ようやく記者の質問にまともに答えられるようになった。
 核実験したのにアメリカに黙認されることになった北朝鮮側は、気が大きくなり、安倍首相の厳しい発言を揶揄するように「日本こそ6カ国協議に出てこない方が良い。日本はアメリカの家来でしかなく、外交能力も低いので、会議に出てくる意味がない」という声明を発表したりした。
 アメリカは、北朝鮮や中国に対してだけでなく、イランやロシア、イラクの過激派など、世界中の多くの敵対勢力に対し、譲歩する傾向を強めている。アメリカの覇権は、世界的に崩壊の度合いを強めている。
 この状況は、対米従属こそが最重要の国是である日本にとって、重大な危機である。本当は「日本はどうしたらいいのか」「アメリカの覇権が衰退した後の日本のあり方を急いで考えねば」といった大騒ぎが、政界やマスコミなどで起きるべき状況なのだが、実際には議論は全く起きていない。
 9条を中心とする憲法の改定や、最近政界で出てきた「核武装論議」などは、アメリカの覇権衰退後を見据えた日本の国体の変更を模索する動きなのだが、そのように銘打って行われておらず、話がすりかえられている。

    
中国・韓国・北朝鮮は、アメリカの覇権が衰退してきていること掴んでいる。
その中で、日本は、相変わらずアメリカべったりで、何も考えず振り回されているだけである。
もっと構造的に世界情勢を捉え、方針を出していかない限り先はない。
日本は危ないと感じる人は、そのうち大多数となるであろう
 
 

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