2005tora氏がブログ『株式日記と経済日記』 [1]で、アメリカの「核の傘」はもはや「破れ傘」だ、と警告している 
私と田中宇氏とが共通する見解としてはアメリカの国力が衰えてきたということであり、軍事的な二正面作成は出来ない状況になっている。イラクで足を取られている以上、ヨーロッパや極東で問題が起きてもアメリカはそれに対抗できる力が無い。ヨーロッパはNATOがあるから何とかなるが、極東にはそれが無い。
フラム氏(※)はそれに対して日本やオーストラリアやニュージーランドと拡大NATOを組めと主張している。アメリカの自分勝手な意見のようにも思えますが、アメリカが国務省などを除けば本音としては日本の核武装は中国や北朝鮮との対抗上やもうえないものと見ている。
田中氏の記事 [2]によれば、アメリカはイスラエルを動かしてイラン(注:ヤガ修正)攻撃をさせたがっているが、イスラエル自身が梯子を外されることを恐れてためらっているようだ。株式日記でもイスラエルによるイラン攻撃が近いと何度か書きましたが、夏のヒズボラとの戦闘を見てもイスラエル軍の圧倒的な勝利は望めなくなっており、アメリカ軍やイスラエル軍は対ゲリラ戦には弱さを見せる。
このような状況ではイスラエルがイランを攻撃する事は無理だろう。つまりアメリカは中東でも孤立してイラクでも情勢は悪化する一方だ。いずれは外交戦略を180度転換して「孤立主義」になるだろう。そのようになった場合日本はどうなるのか? 「核の傘」も破れ傘である事が見えてきた。平時は「思いやり予算」を貰いながら戦時には役に立たない可能性が強い。
※「悪の枢軸」という言葉を作り、ブッシュに演説で使わせたネオコンのDavid Frum氏。
もはやアメリカの凋落は、軍事面でも決定的なものとなりつつあるようだ。今後アメリカは、否応なく「孤立主義」への政策転換を迫られる。その見通しなしに、アメリカに従っていれば安心だ、などと悠長なことは言っていれば、日本は道連れになるだろう。
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byヤガ