中国・インドの対立にしても元々は国境問題に起因している。
また、イギリスの植民地政策の置き土産であるインドとパキスタンの対立も、国境・宗教争いに起因している。
そしてアメリカは、他国の領土・民族・宗教対立の相克に付け入って、狡猾に動き戦争を誘引しまくっているが、少なくとも自国の私益には基づいている。
それに対して小泉・安倍はおよそ国益の視点を無視したアメリカべったりの施策である。隣国である中韓との関係も中印関係やインドパキスタンのような深刻な背景は無い。であるにも関わらず、無用に対立を激化させる行動を取り続けている。
こんな国益を無視した外交政策を取り続けるトップが歴史上今までいただろうか。
宮崎学責任編集ネットマガジン「直言」:田原牧「聖戦の風景」
2006年9月28日 (木)第10回「メッキされた石ころ」 より。
俯瞰すれば、冷戦が終わって十余年、世界はいよいよ冷戦的判断から離れ、それぞれが固有の同一性(宗教や地域)に立ち返って歩み始めたといえる。それを「多極化」と呼んでもよいが、その歩みは当面、米国のイズム(ネオコンや宗教右派の野望)による覇権との摩擦を不可避的に生むだろう。
そんな中、こうした世界の流れに逆らって「覇者米国」を信仰し、その戦略的お題目である「テロとの戦い」(そこには靖国に祀られる死と同様、なぜテロが起きたのかという問い返しは捨象される)に安倍新首相は殉じることを誓った。ムシャラフはぎりぎりのところで「捨て石」となることを拒んだ。この国は「美しい国」でメッキされた捨て石に志願する。母方の祖父を敬愛するあまりのアナクロニズムなのだろうか。
そのとおりだと思います。田原さんが看破しているように、
アメリカに妄信的に従うだけの小泉純一郎・安倍晋三の国益を無視した売国施策は、
岸信介の反共思想に囚われた観念病的なアナクロニズムで、これは日本にとって危険すぎる。
by asaoka
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